人は何故仕事のために命まで捧げようとするのか

会社の従業員が過労自殺したという痛ましいニュースを聞くたびに、他人事ではないという気持ちになります。
どうして自ら死を選ばなければならないのかという意見もありますが、実際に労働の現場にいると、死んでも仕事をやらなければならないという気持ちになってしまうのです。
これは一種の洗脳と言えるでしょう。
仕事の難易度の高さや量の多さで残業せざるを得ない状況に追い込まれていき、長時間労働で疲弊して正しく考えることもできなくなってきます。
その状態が数ヵ月間も続くと、とにかく休みたい、休むためには病気になったり怪我をして入院してもかまわないという気持ちになっていきます。
そして自殺願望へと進んでいき、悲劇が起こります。
こういう状態に陥ってしまったら、自力では抜け出せなくなってしまうのです。
こんな状態から救ってくれるのは、やはり家族の存在です。
私の場合は、妻の存在でした。
今まで何度か危機的な状況もありましたが、おかげで最悪の結末だけは回避できました。
仕事がつらくても弱音を吐けないというあまりにも強い思い込みが、実は身を滅ぼしてしまう原因になることもあるのです。
弱音を吐くことができる家族や友人を持つことが、自分の身を守るための最も有効な対策だと言えるでしょう。